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日下 友乃(Silent Voiceサークル オー事業責任者)

日下 友乃 (サークル オー事業責任者)

1998年広島県広島市出身。国際教養大学で手話サークルに入ったことをきっかけに、ろう難聴の世界に興味を持つ。学生時代にサイレントボイスでアルバイトを経験したのち、外資系ホテルの幹部候補生コースに新卒入社。その後、自分だからできる方法で平和構築に貢献したいという想いの元、2022年10月にサイレントボイスに転職し、オンラインの教育事業の責任者を務める。2025年からファンドレイジング部門の責任者も兼任。

KUSAKA'S Silent Voice心の声に
正直に生きる

MY MISSION

本当に自分が好きなこと・やりたいことは何なのか?生き苦しさを感じながらも、社会の価値観に合わせ”良い”道を進んだ23年間。「このままでいいのだろうか?」と悩んだ末、レールから外れた時に「人生、おもしろい!!!」という最高のワクワクと幸せを感じた。

事業の中で出会う子どもたちも、共に働くチームメンバーも、その人が人生を心の底から楽しめるように、関わっていきたい(最高バイブスをシェアしたい!)

事業の中で出会う子どもたちも、共に働くチームメンバーも、その人が人生を心の底から楽しめるように、関わっていきたいと語る日下さん

ヒバク3世として、
命を全うすること

私の祖母は被爆者です。生き繋がれた命。それを全うするという使命を小さい頃から自然と感じていました。しかし、命を全うするとはどういう生き方なのかは分からないまま、ただ、家族や先生をがっかりさせないように、喜んでもらえるように頑張っていました。その結果、”良い”大学を卒業し、新卒で外資系企業のエリートコースに就職することができました。

祖母と日下さん 原爆ドームを眺める日下さん

しかしそこで「周りがそれが良いと言ったから」と選んだ道で頑張ることに心身が疲れていき、でもそこから抜け出す勇気も持てず、わけもわからず涙が止まらなくなる日々を過ごしました。そんな時に、たまたまサイレントボイスの事務所に遊びに行きました。そこで、社会を変えようと泥臭く、楽しく働いているスタッフたちを見た時に「これが私がやりたい命の使い方だ!尊敬し合えるチームと一緒に、自分がパッション(熱意)を注げることで、人が幸せになる社会を作るために働くんだ!」と直感し、入社3ヶ月で新卒の会社を辞め、サイレントボイスに入りました。

どこに生まれても、
その人が輝ける人生を

私は当事者でもなく、家族や友達に聴覚障害のある人がいるわけでもありません。

大学で言語として手話に興味をもち、サークルに入ったことがきっかけで聴覚障害という世界を初めて知りました。元々、英語や異文化が好きなので、手話や、耳が聞こえない人たちの文化を知ることもとても楽しく、どんどんハマっていきました。

マイノリティに関する社会課題に非当事者が関わろうとする時に、「当事者じゃないけどいいのかな?」「非当事者が意見していいのかな?」と思うこともあると思います。もちろん「当事者じゃないくせに」という声が聞こえて来てしまうのも、悲しいですが事実です。また、非当事者であることを話すと「すごいね」と言われることが多いです。その裏には、何か特別な、どちらかというと大変な、個人的バックグラウンドや経験があるのだろうという考えがあるように思います。

サイレントボイスで笑顔で働く日下さん

でも、私はただ、ろう者・難聴者が社会のいろんなところで活躍する未来を想像するとワクワクするから今の仕事をしています。彼らの視点が社会のものづくりに反映される、聴力に関係なく、その人の価値に目がいき、その人の意見を求める、そんな素敵な社会を作りたいと思っています。それは、私が手話を始めてから出会ってきた聴覚障害者(とラベリングをされている人たち)がとても人として面白く魅力的で、彼らの声(手話も含めて!)がもっとみんなに伝わる世界になればと思うからです。

やるべき人(当事者性が高い人)がやるのではなく、やりたい人がやるのがもっと当たり前の社会になったらいいなと思います。好きだからやる、自分がそこに価値を感じるからやる、それでいい。やらないといけないことも、挑戦したらダメなこともない。

サークル オーのzoom授業風景 サークル オーのzoom授業風景 サイレントボイスでサークル オーについて打ち合わせをする日下さん

聴覚障害のある子どもも同じように、好きなこと・情熱を注げることに人生の時間を使ってほしいと思います。社会や周りの大人は子どもの選択肢を勝手に狭めたり、代わりに選んで、人生のレールを引いて「あげる」ではなく、その子の視野を広げられる、関心のあることを深められる環境をできるだけ作る必要があります。サークル オーではオンラインのつながりを通して、そんな環境を提供していきます。

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日下 友乃(Silent Voiceサークル オー事業責任者)

聞こえる聞こえないに関係なく、その人、一人ひとりが素敵な素質を持っている。心からやりたいと思えることをやっていれば、その人は幸せになれるし、そこから生み出されるものは最高のものができる。私たちは子ども一人ひとりがパッションをもって取り組めることを子どもと一緒に探し、やりたいことに挑戦するために伴走します。ご寄付という形で、ぜひ一緒に伴走しませんか?

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