
「遺贈寄付」受付開始のご案内
このたび、NPO法人 Silent Voice は、遺贈寄付および相続財産からのご寄付の受付を正式に開始いたしました。 人生の最期に、「自分が大切にしてきた想いを未来に託したい」と願う方々に向けて Silent Voice への遺贈寄付という選択肢をご案内させていただきます。
遺贈寄付とは?
遺贈寄付は、遺言によってご自身の財産の一部またはすべてを団体へ託すことをいいます。 また、ご家族が相続された財産の中から社会貢献のために寄付する「相続財産からの寄付」も含まれます。
これらのご寄付は、相続税の課税対象外となる場合もあります。 詳細については、税理士や弁護士、司法書士などの専門家にご相談いただくことを推奨いたします。
耳が遠くなった方からの想い
これまで Silent Voice には、加齢によって聴力が低下し、聞こえないことの経験を持つ方からの遺贈寄付がありました。
「歳を重ねて、声が届きにくくなったとき、自分も少し孤独を感じた。 聞こえない・聞こえにくい子どもたちは、その不安をもっと早くから感じていたかもしれない。 だからこそ、少しでも支えになりたい。」
このような、ご自身や親族の体験から芽生えた共感とまなざしが、 寄付というかたちで未来の子どもたちへつながっています。
私たちは、こうした遺志を大切に受けとめ、 聞こえない・聞こえにくい子どもたちが孤立することなく、学び、自分らしく育っていける環境づくりに活用しています。
遺贈寄付によって実現できること
Silent Voiceに遺贈寄付をいただくことで、以下のような取り組みに想いが活かされます:
- 聞こえない・聞こえにくい子どもたちへの個別支援の拡充
- 手話や視覚を活用した教材・学習環境の整備
- オンラインや地域での新しい「居場所」づくり
- デフと聴者が共に働く職場の創出と職場環境の改善
故人の遺志を、社会にとって必要な支援へと丁寧につなげていきます。
なぜ今、Silent Voiceが遺贈寄付を受け付けるのか?
Silent Voiceは、聞こえない・聞こえにくい子どもたちの成長を支えるために、 放課後等デイサービス「デフアカデミー」や、全国を対象としたオンライン学習支援「サークルオー」、 また、デフと聴者が共に働くための企業向けコンサルティング「デフビズ」などを展開しています。
こうした活動を未来へつないでいくために、 「自分の価値観や願いを、未来の誰かのために役立てたい」と願う方々の想いを受け止める選択肢として、遺贈寄付の受付体制を整えました。
遺贈寄付は、人生最後の“自己表現”でもあります
遺贈寄付は、単なる金銭の移動ではありません。 「こんな社会になってほしい」「こんな子どもを応援したい」といった、 故人の人生で育んできた価値観を社会へ届ける方法です。
Silent Voiceは、その想いを誠実に受けとめ、 「"聴覚障害者"らしく生きるのではなく、自分らしく生きられる」——そう信じられる社会を、子どもたちと共につくっていきます。
ご相談・お問い合わせ
遺贈寄付に関するご相談は、内容がまだ固まっていない段階でも大丈夫です。 「まずは資料だけ見てみたい」というご希望も歓迎いたします。
- 資料請求・お問い合わせフォーム:サイト内のお問い合わせページよりご送信ください
- お電話でのご相談:06-4302-5799(平日10:00〜17:00)聞こえないスタッフが在籍しているためコールセンターへ繋がりますので、遺贈寄付の件とお伝えください。スタッフより折り返し電話いたします
※ご希望があれば、信頼できる専門家をご紹介することも可能です。
最後に
人生の最期に、「誰かのためにできること」を選ぶ方のそばに、Silent Voice がそっと寄り添えたらと思っています。 あなたの想いが、聞こえない・聞こえにくい子どもたちの未来を支える力になりますように。